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由比村の殿川井戸

前原宿より北へ1.5km程の所に由比村という古村があります。
この村には、昔からの井戸が残っており、今でも水が湧き出ています。
この井戸は、「由比の殿川」と呼ばれ、中世には地方豪族の由比氏が在住した場所の入り口付近にある重要な井戸でした。以来、絶えることなくこのあたりの田を潤し、志摩郡三良水の一つに数えられ、近年まで簡易水道の水源として利用されていました。
この殿川に関する記録が、最近発見した古文書に出てきました。
江戸時代、寛政12年に福岡藩主黒田長順(後の斎清)が西部巡見と称してこの辺りに来たときの記録です。4月1日に福岡城を出発して今宿から桑原(現在の九州大学伊都キャンパス付近)を通って桜井神社に参詣し、桜井神社の大宮司宅に宿泊して、翌日は野北、芥屋、岐志を通って前原宿に宿泊という日程でした。
この時、前原宿で差し上げる水として由比村の殿川井戸が選ばれました。
藩主が宿泊する当日、由比村の組頭武助は、この井戸に詰め、水田子(桶のこと)に水を汲んで封印し殿様が宿泊されている前原御茶屋へ差し上げました。 同時に、封印の間違いがないか確認するため封印に使った印鑑は前原宿代官の柳瀬与平次に渡しています。
現在は、整備されて立派になった井戸の横に立つと、この古文書に出てきた水を汲む組頭武助の姿が浮かんでくるようでした。

※現在、この水は飲めません

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