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つかのまの博物館

 3年前の話ですが、糸島市二丈松末にあるStudioKuraの松崎さんに会って、それからいろいろあって、クラのすぐ前を通る道が唐津街道で、現在はなくなってしまったが、そこには街道に添って松並木があったことを郷土の画家松永冠山が描いていたので、博物館がしたい!!という話をもちかけて、1週間というつかのまで行うのでつかのまの博物館と題して展示会を行った時の様子です。

糸島市二丈松末にあるStudioKura。二つの蔵が並んでいるのが特徴です。この前を通っているのはあ国道202号線ですが、江戸時代は唐津街道として唐津藩や福岡藩の殿様が通行しました。

Studikuraの前を通る唐津街道には松並木が並んでいました。現在は全て切り倒されて1本も残っていません。

江戸時代の絵図には羅漢川に沿った街道に松並木が並んでいる様子が描かれています。

この様子を大正11年に郷土の画家松永冠山が「糸島街道」というタイトルで描いている絵があるのを知っていました。糸島郡観光協会が発行した『糸島伝説集』の表紙にも使われていました。

そこで、ぜひこの絵を現地で展示したいと思い、所有者の方より絵を借用して展示会をすることにしました。

題して「つかのまの博物館 唐津街道と松末の松並木展」展示資料の数が余りないため、付近の古老に聞き取り調査を行いました。そこで、サブタイトルを「キオクをキロクする」としました。

入口にはケヤキの板で博物館の看板を掲げました。以前萩博物館に行った際に、こんな看板があったので、同じような雰囲気で作成しました。

展示の風景。唐津街道について述べ、浮世絵に見る松並木や元禄期に描かれたこの付近の絵図。そして、付近で収集してあった松並木の古写真を4枚展示しました。

反対側には、今回の展示会のメインとなる松永冠山の絵を展示しました。

今回の展示会では、松永冠山がこの絵をどこから描いたのかを検証しました。

絵に描かれている馬鍬も、蔵にあったので展示しました。

近くの古老から聞き取り調査を行って、その記憶をパネルにして展示しました。



地元の人や松並木を実際に見た人たちがたくさん来てくれました。そして、その場で松並木についての思い出を語る場面も多くありました。

さらに、なるだけ博物館に近づけようと、ミュージアムカフェや

ミュージアムショップなども開設しました。

もちろん展示図録も製作しました。

同じ場所に立って絵を描くワークショップやギャラリートーク、フィールドワークなども行いました。

1日限りでしたが、松並木を植えたりもしました。※怒られました。

この展示会は、地元の歴史は地元の人に一番知ってもらいたいというコンセプトで行いました。地域の人は地域の歴史をあまり知らないことが多く、知っていても見える形での共有ができなかったりするので、今回の展示はそのような意味でもとても良かったと思います。


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  • 2018.06.14 Thursday
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