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第6回 唐津街道サミットin畦町

 2007年に前原宿からはじまった唐津街道サミット。
第2回は赤間、3回目は高取、4回目は姪浜、5回目深江を経て二年ぶりに福津市畦町宿で開催することが出来ました!一昨年より、畦町宿で旧郡屋の建物が崩壊したのをきっかけに、地元の方々が結成した「唐津街道畦町宿の街並みを保存する会」の方々がサミットを引き受けてくださり、とても温かみのある第6回サミットでした。

サミット会場は、畦町宿のほぼ中央にある公民館

まず最初は、畦町で「ぎゃらりー畦」という店を出している岩熊さんのガイドで、畦町周辺を散策

畦町にあった高村医院の高村先生の顕彰碑を見て

そのすぐ側の須賀神社を見て

上に物を置いたり、山から木一本でも持ち出すと祟りがあるという祟りの大石を見て

畦町の氏神様である八幡宮を見て

畦町宿は、近世に入って元木村と鳥巣村から民家を移して造られた町なので、それぞれの
村が信仰していた神を祭っています。

岩熊さんが命名した「トトロの小道」を歩くと

かつて宗像大宮司の居城であった許斐岳城がこんな感じで見えました。

ツアーの途中には、畦町で博多人形を造っている工房も見学しました。


ようやく町筋にもどってきたものの、町の中の説明はなく通りました。
岩熊さん曰く、「特に宿場の特徴もない畦町は、街並みだけではどうにもならんと、町を含めた
周辺の景観を見て町を見ることが大事」であると。

町にある古民家には、「床机」と呼ばれるバンコがあり、昔話に花が咲きました。

公民館に戻ってきて、いよいよサミット開催です。

今回、主催宿場である畦町の他に、赤間、原町、青柳、箱崎、西新鷹取、姪浜、今宿、前原
が集まり、それぞれ近況報告などを行いました。

そして、畦町の方々が用意して下さった懇親会へ

懇親会の料理は「鳥鋤」です。畦町は海からは離れており、山里の静かな宿場町といった雰囲気です。ですから、客人をもてなす際は、肴ではなく主に鳥を使ったそうです。かつて、司馬江漢がこの畦町に泊まった際、出されたのは魚ではなく卵料理だったこともうなずけます。糸島でも、海から離れた山手のほうには、「そうめんちり」という、鶏肉を甘い出汁で煮てそうめんを入れて食べる料理が伝わっています。山里の鳥料理の繋がりを発見することが出来ました。
唐津街道サミット次回は、箱崎で行う事になりました。

今回のサミットは、広報福津に掲載されたそうです。

 

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